south37の日記

ちょろっとメモりたい事とかを書く用。もうちょっとちゃんとしたブログもあります。http://south37.hatenablog.com/

リーン・スタートアップ読み始めました。

エリック・リースによる有名な青い本です。

まだ本当に序盤しか読んで無いんですが、いくつか大事な事が述べられていて、その中でも

「検証による学び」を単位として進歩を計測する

という一文が印象的でした。

この一文は、リーン・スタートアップという手法における「進歩」を明確に定義しています。要は、どれだけ素早くたくさんの機能を作ったとしても、「検証」を経て「本当にユーザーにとって価値ある事」だと確かめられない限り、それはサービスの進歩とは呼べないという事です。

必然、「構築」->「計測」->「学習」のサイクルを素早く回す事がサービスを進歩させる為に必須の要素となります。「サイクルを回すのが大事」とただ述べるのでは無く、「進歩」の定義を明確にしてやる事で「サイクルを素早く回す事の重要性」を意識せざるを得なくさせているのが、とても上手いと感じました。

スタートアップは「求められていない物を作ってしまう」という失敗を犯し易く、そんな状況を打破する為に考案されたのがリーン・スタートアップです。その根本に「検証による学び」を据えているのは、とてもセンスが良いのでは無いでしょうか。

最後に、「リーン・スタートアップのルーツ」というセクションの中の一文を載せておきます。

リーン・スタートアップとは、サイクルタイムの短縮と顧客に対する洞察、大いなるビジョン、大望とさまざまなポイントに等しく気を配りながら、「検証による学び」を通して画期的な新製品を開発する方法である。

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ